大阪天満宮
所在地 | 大阪府大阪市北区天神橋二丁目1番8号 |
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位置 | |
主祭神 | 菅原道真公 |
社格等 | 府社・別表神社 |
創建 | 天暦3年(949年) |
本殿の様式 | 権現造 |
別名 | 天満天神・浪華菅廟・中島天満宮 |
札所等 | 神仏霊場巡拝の道50番(大阪9番) なにわ七幸めぐり 菅公聖蹟二十五拝 |
主な神事 | 天神祭 |
本社 |
楼門 |
大阪天満宮(おおさかてんまんぐう)は、大阪府大阪市北区に鎮座する神社(天満宮)。別名に天満天神・浪華菅廟・中島天満宮がある。大阪市民からは「天満(てんま)の天神さん」と呼ばれ親しまれている。
毎年7月24日から25日にかけて行われる天神祭は日本三大祭、大阪三大夏祭りの一つとして知られている。
由緒
901年に菅原道真が、藤原時平により九州大宰府へ配転(左遷)させられた際、同地にあった大将軍社に参詣した。903年に菅原道真が没した後、天神信仰が始まる。949年に大将軍社の前に7本の松が生え、霊光を放ったという奇譚が都に伝わった。そのため村上天皇の勅命によって天満宮を建立させたのが始まりである。
祭神
本殿
- 菅原道真 - 火雷天神と同一視。天神信仰の項を参照。
境内外社
- 大将軍社 - 八衢比古神(やちまたひこのかみ)、八衢比売神(やちまたひめのかみ)、久那斗神(くなどのかみ)を祀る。この社に道真公を祀ったのが、大阪天満宮の創始である。
- 神明社 - 天照皇大神と豊受皇大神を祀る。
- 蛭児遷殿 - 蛭子大神を祀る。
- 白米稲荷社 - 稲荷大神を祀る。伏見稲荷大社の奥院と称される。
- 八坂社 - 素盞雄命を祀る。
- 妻社
- 亀吉・鶴姫大明神社
- 霊符社 - 天之御中主神を祀る。
- 松尾社 - 大山咋神を祀る。
- 八幡社 - 応神天皇を祀る。
- 吉備社 - 吉備真備公を祀る。
- 住吉社 - 住吉三神(上筒之男命、中筒之男命、下筒之男命)を祀る。
- 十二社 - 吉備聖霊、早良親王、藤夫人、伊予親王、火雷神、火産霊神、埴山比売神、天吉葛神、川菜神、藤原廣満霊、橘逸勢霊、文太夫霊を祀る。
- 白太夫社
- 老松社紅梅殿
- 祖霊社 - 大阪天満宮神官・神職および氏子・崇敬者の祖霊を祀る。
大将軍社 |
白米稲荷社 |
霊符社 |
祖霊社 |
祭事
上期
- 1月1日 - 拂暁祭、歳旦祭
- 1月3日 - 元始祭
- 1月24日・25日 - 初天神梅花祭
- 2月3日 - 節分祭、鎮魂祭
- 2月第1日曜日 - なにわ七幸祭、七幸市
- 2月8日 - 白米社春祭、お針まつり(吉備社):裁縫上達や針供養の祭。
- 2月11日 - 紀元祭
- 2月25日 - 祈年祭、余香祭
- 3月25日 - 例祭:菜花祭
- 4月25日 - 鎮花祭:「はなしづめのまつり」とも呼ぶ。
- 4月の1ヶ月間 - 十三詣り
- 6月30日 - 道饗祭、住吉社例祭
下期
- 7月24日・25日 - 天神祭:6月下旬吉日から7月25日にかけて約1ヶ月間。
- 8月25日 - 天神踊
- 仲秋の明月の日 - 秋思祭
- 10月17日 - 神嘗祭当日祭、神明社例祭
- 10月25日 - 秋大祭、流鏑馬神事
- 11月の1ヶ月間 - 七五三詣
- 11月25日 - 新嘗祭、青山神饌田新穀献供
- 12月上旬 - 鎮火祭
- 12月23日 - 天長祭
- 12月25日 - 終天神(しまいてんじん)
- 12月31日 - 大祓式、御門祭、道饗祭、除夜祭
天満宮の十日戎の起源
戦後途絶えていた十日戎が、上方落語協会会長・六代桂文枝の意向もあり「天満天神えびす祭」として復活する。天満天神えびす祭では天神祭などで活躍した天神天満花娘が福娘として奉仕する。
文化財
- 登録有形文化財「大阪天満宮 梅花殿」
- 登録有形文化財「大阪天満宮 神楽所」
- 登録有形文化財「大阪天満宮 参集所」
- 算額 1808年奉納(復元)
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参集殿
付属施設
- 天満宮会館
名所・旧跡
- 星合池…異称亀ノ池(七夕神事旧跡)…7月7日に「星愛七夕まつり」が開かれる
- 梅林(境内各所)
- 大将軍社(難波京の陰陽道による西北の鎮めとして建立)
- 登竜門…本殿の左右にある唐門
- 蛭子門(えびすもん)…大阪天満宮の南西の門
- 管公縁起(管家廊下内)…道真公の一生を博多人形で再現
星合池前の梅林 |
星合池に架かる星合橋 |
登竜門 |
蛭子門 |
管公縁起『配所の月』 |
年表
- 1871年7月1日(明治4年5月14日):社格制度制定
交通
- JR東西線 大阪天満宮駅
- 大阪市営地下鉄 南森町駅